
自然な鳴りの優等生。ハイブリッドイヤホン「LZ A3」レビュー
広々と、ナチュラルに。$130で購入可能なイヤホン、「LZ A3」を購入したのでレビュー。これまた期待通り、いや、その上を行ってくれました。 LZ A3の詳細 LZ A3は以前の記事にも書いたように、BAドライバとダイナミックドライバを使用したハイブリッドイヤホン。BAが2つ、Dが1つの構成です。AliExpressのLZ正規セラー、HCKより$170前後で購入可能。この手のハイブリッドイヤホンとしてはこれでも安いですが、$130へ割引いてくれます。これについては上記の記事を参照してください。 フォロワーに勧められ勢いのままに購入したものの、さて実力はどうなのよ、というところです。 外観等 いつもの外箱スタートです。さすが中華イヤホンの中では高級機なだけはあり、箱は大きく立派なもの。 開けると即ご対面。 本体は淡いゴールド。適度な重みがあり、しっかり面取りもされており、高級感は十分です。コネクタはmmcxでリケーブルにももちろん対応。 付属品。ケース、ケーブル、イヤーフック、イヤーピース。とにかくイヤーピースの種類が多いです。最近お馴染み「コンプライのようなもの 」も付属。 ケーブルは非常に柔らかくしなやかなもの。針金は入っていません。プラグ部は最近増えてきた135°の角度が付けられているもの。 そこらへんにいたShure SE215、KZ IE80とサイズ比較。 別段そこまで大きいサイズではありません。 が、高さがかなりある のは伝わるでしょうか。 やや高さのある形状のため、装着感は人により賛否の分かれる所になりそうです。イヤーピースによる調整は必須です。おそらくこの為に大量の種類のイヤーピースが同梱されているのかと。 側面にベントホール。シュア掛けでなく、そのまま下にケーブルを垂らして装着する際、ベントホールが耳に当たって塞がれてしまうような位置にあるのが気になります。 独特の形状と淡いゴールドの色合いで、とても「綺麗」なイヤホンです。いいですね、こういうの。ぐっときます。 で、音はどうなのよ 一言で言ってしまえば、「自然」です。まさかドライバ3つが入っているとは思えないような自然な鳴り。いわゆる音場も広く、カナル型の窮屈さは感じません。 とにかく苦手なジャンルがないのも好印象。特に女性ボーカル+打ち込み音源に強さを発揮します。つまりアニソンが得意ジャンルに入ります。完全に個人的な好みではありますが、「カスタムIEMを含む手持ちのイヤホンの中で、最も三森すずこさんの歌声を聴くことに適したイヤホン 」であると思います。何言ってるのか僕にも分かりませんが、伝われば幸いです。「グローリー!」の冒頭の、三森さんの高音を崩れずに鳴らし切れるイヤホンって少ない んですよ。伝われ。 このBAドライバは何なんでしょうか…個人的に好きなED29689ほど尖ってはいないし、中高域の伸び方はUE900にも似ている気がすることを考えると、TWFKとかですかね?TWFKなら1ユニット2ドライバなので、計算も合いますし… どの帯域も均等に鳴らすバランスの良さもあり、音量を上げても破綻しにくいのもポイント。ついついボリュームを上げてしまいますね。ダメだけど。 欠点としてはやや低い遮音性。前述したように高さがあるので、ShureのSEシリーズなどのような、耳を覆うことによる高い遮音性には期待できません。遮音性の向上にはコンプライのようなフォームタイプのイヤーピースを装着すれば良いのですが、どうしても音は変わります。やや低域が増えますが、僕は嫌いではないのでこれで使っています。 また、プレイヤーやアンプに対して素直であるのも注意。シンプルで個性の少ない音を出すDP-X1ではやや味気ない鳴り方になってしまいました。手持ちの機器の中では、nano iDSDがもっとも「美味しい 」鳴り方をしています。また、ある程度パワーのあるプレイヤーがオススメです。低域の質が変わります。 「kill K3003」を掲げるLZ A3。流石に価格帯の違いすぎるK3003に勝っているかというと疑問ですが、現在日本で流通しているハイブリッドイヤホンは大抵「kill」してしまっているポテンシャルの高さです。「$130でコレかよ!嘘だろ!?」って体験をしたい方や、ハイブリッドイヤホンに興味がある方など、いろいろな人にお勧めできるクセの無い綺麗な音です。 ではこのへんで。質問等twitterへ遠慮無くどうぞ。 LZ A3 - HCK





