DP-X1、XDP-100Rが発表、風穴を空ける存在になるか?

新型ハイレゾDAPの兄弟機種が、ONKYOから「DP-X1」、Pioneerから「XDP-100R」として発表されました。挑戦的な価格設定で、ウォークマン、Astell&Kernの牙城を崩す存在になるかもしれません。 ==== 共通点は? DACは定番になりつつある「ES9018K2M」、アンプは「SABRE 9601K」を搭載。PCMは384kHz/24bitまで対応。DSDは11.2MHzまで再生可能ですが、ネイティブ再生は不可。USB OTGによる外部DACとの接続ではネイティブDSD再生をサポート。新フォーマット、「MQA」にも対応予定とのこと。 OSとしてAndroid5.1.1を採用。GooglePlay利用可能。4.7型ディスプレイ。16時間再生。左サイドにAstell&Kernライクなボリュームつまみ、右サイドにハードキーを備えます。 Wi-Fi搭載(なんとacも)、BluetoothではaptXをサポート。 内蔵ROMは32GB。microSDXCカードスロットを2基搭載、128GBSDを2枚挿すと、288GBに。 本体をPCなどのDACとしての運用は不可。 違いは? ONKYOブランドから発売されるのがDP-X1ですが、こちらが予価69800円となっており、59800円であるXDP-100Rの上位モデルという認識でよさそうです。 XDP-100RはONKYO製スピーカを底面に、またケーブルを曲がりから保護する取り外し可能なバンパーを備えます。 非常に大きな差になるであろうと思われるのが、「DP-X1はDAC、アンプをそれぞれ2基搭載 」という点。さらにそれを活かす「2.5mm4極バランス端子 」。スペックの上では1万円の差とは考えられない差をXDP-100Rに付けています。 また、UIにも多少の違いがある模様。 これは音次第で大化けか? 非常に安いです。予価の時点でAK100iiよりも安い。なおかつ、Astell&Kern、SONY、FiiOといったハイレゾDAPの人気メーカーのフラッグシップと比べても引けを取らないどころか、上回ってすらいるカタログスペックです。しかし、折角ES9018K2Mを搭載するのならば32bitネイティブ再生をサポートして欲しかった。 しかし可哀想なのがXDP-100R。AKシリーズで大きく普及した2.5mmバランス端子を搭載し、1万円の差しかないDP-X1という兄貴分がいるのはどうにも… 同社のXPA-700のように値崩れが起こらないことを願うばかりです。 ヘッドフォン祭での試聴が楽しみです。個人的にはデザインの好みなXDP-100Rのシルバーを購入検討中。 予約するのであれば、ONKYO DIRECTが3年保証、かつ128GBのmicroSDが付属するものでも値段がほとんど変わらないためお得です。 DP-X1 - ONKYO DIRECT DP-X1(microSD128GB付属) - ONKYO DIRECT XDP-100R-K - ONKYO DIRECT XDP-100R-K (microSD128GB付属) - ONKYO DIRECT XDP-100R-S - ONKYO DIRECT XDP-100R-S (microSD128GB付属) - ONKYO DIRECT XDP-100R | DIGITAL AUDIO PLAYER | Pioneer オーディオ&ビジュアル製品情報:ヘッドホン>DP-X1|オンキヨー株式会社

October 16, 2015 · 1 分

HA-2を買ってから3ヶ月経ったのでレビュー

実は買ってましたOPPO HA-2。3ヶ月使い倒して使い勝手が分かってきたのでご紹介。 これはいいものだ。 Fiio X5からiPhoneへ 一年ほどFiio X5をDAPとして使ってきて、いままでにも書いてきたように特に大きな不満はなかったのですが、ややバッテリーが弱ってきたように感じることと、64GBを超え曲数が増えてきた時の動作の重さ、勝手の悪さが気になり始め、Fiio X5 2ndやAK100iiなどへの買い換えも検討していたのですが、 手元に何台か余らせているiPhoneをこの際活用すべく、iOS端末がカメラコネクションキット無しでハイレゾ再生までできるDAC付きPHA、HA-2を購入。 Fiio X5は3万弱で買い取って頂きました。結構値崩れしないもんですなぁ。 外観 まるで海苔巻手帳のような見た目。PHAとしてはかなり薄い部類ですね。 iPhone5sと。 iPhone6sと。ぴったり。 明らかにサイズ感はiPhone6シリーズを意識して作られています。カメラの出っ張りも上手く避けるデザインには拍手。 しかし、画面を避けてシリコンバンドを装着する場合、上部ではHA-2のボリュームが調整しにくくなり、下部ではiPhoneのホームボタンに被ります。TouchIDを搭載するホームボタンを使えなくするのはあり得ない選択ですし、少し残念なところ。Soundroid Typhoonのような専用合体ケースのようなものがあればよかった。 PHAはどんどん進化しているのに固定する手段がいまだにシリコンバンドなの、どうにかなりませんかね。HA-2にぽたぴたシート貼るのも躊躇われますし。 現時点ではiPhone5シリーズ、iPod Touchでの運用が一番使いやすいと思われます。 使用環境 現時点ではブルーのiPhone5cとタッグを組ませています。色がかわいいから(?) プレイヤーはONKYO HF Player。定番ですね。iPhone5cでは処理能力の関係上、HF Playerの売りの一つであるリアルタイムDSD変換を使用できませんが、現状やや不安定な機能なのであまり気にはなりません。これを使うなら5s以降、またはiPod Touch 6Gですね。 通常のアップサンプリングであればこのように5cや5でも動作します。最近話題のラブライブ32bitハイレゾ音源もHA-2ならばネイティブ再生が可能。凄い。余談ですが32bitで再配信されているラブライブ音源は原田光晴氏のマスタリングもあってかなり良くなっています。正直以前の24bit版はアレでしたからね… そしてiOSでのPHA使用で厄介なのがLightningケーブルの取り回し。付属品として10cm弱ほどのLightningケーブルが付属しますが、ストレートタイプなので、ポケットなどに入れた際力がケーブルに掛かってしまい精神衛生上よろしくありません。断線しそう。 というわけでこうなりました。 Amazonで購入した柔らかい横出しmicroB USBケーブルに純正Lightning変換コネクタ。安い組み合わせでおすすめ。合わせて2000円切るのもグッド。Lightningケーブルで音が変わるとかおっしゃる方はお引き取りください。 URBAN UTILITY USB micro-Bケーブル L型 10cm(グレー)URBAN UTILITY posted with amazlet at 15.10.08 SiB株式会社 売り上げランキング: 18,278 Amazon.co.jpで詳細を見る ...

October 8, 2015 · 1 分

インプレッション成型 - ヘリクスと向き合う(?)

インプレッションを採ってからの最初の作業が「インプレッションの成型」です。 インプレッションはかなり多くの印象材を盛って採取するので、カスタムIEMには必要無い部分が多く残っているため、これを取り除いていきます。デザインナイフ、リュータでザクザクと。(インプレッションを削るのにとりあえず球砥石ビットが使いやすいのですが、本来何がいいんでしょうかね?) これを こんな風に。カナル部は第二カーブで切り落とし、あとはお好みで短くしていきます。個人的にはやや短めが好きですね。掛かっている液体は表面コーティングの為の水性ニス。なのですが、水で希釈したものでは弾かれてしまいました。表面をヤスリで荒らすか、濃いめで使えば問題なさそうです。水性ニスではなく、溶かしたロウにくぐらせてコーティングと厚み出しをするのが定番のようですがw ここで入念にコーティングしすぎると必要以上に厚みが出てフィット感が悪くなるのでほどほどに。 これをデブコンETで複製したものをマスター型として成型しなおすつもりなので、この時点で完成品の形にまで成型する必要は特にありません。が、インプレを加工の方がやはり削り、切りやすいので加工は圧倒的に楽ですね。とにかく強気にそぎ落としていきます。ミスしても瞬間接着剤で付きますから。 Mr.型取りブロックを組み立て、シリコンを注入する準備を。必ずMr.シリコーンバリアーなど、離型剤を底面のねんどとインプレッションに塗っておきましょう。離型剤を粘土に塗る際、粘土が溶けて筆に付くので、インプレッションは粘土より先に塗ると汚れにくくなります。 Mr.シリコーンの場合、10時間もすれば十分に硬化しました。シリコンからインプレッションを外すのが一苦労w このシリコン型の中をエアダスターなどで軽く掃除し、デブコンETを注入したものがこれ。このときもシリコン型の中に離型剤を塗っておくと外す時に楽です。 デブコンETの硬化には「DO-IT-YOURSELF CUSTOM IEM SPECIAL TECHNICS」に記載があるとおり、白熱球による加熱が硬化時間の短縮に有効でした。 急にカスタムIEM感が出てきました。が、なんだかフィット感が悪い。確かに耳には嵌まるのですが、手元のサンカのように「ヌルッ」と嵌まらない。しかもなんだか痛い。 痛みの原因はカナル部の長さ、そして角を丸く成型することで解決したのですが、やはりなんだか浮いたような、落ち着かない装着感。 この原因がヘリクス部でした。(上部の出っ張りの部分です) ヘリクス端のこれを… こうです。この出っ張りの部分、まっすぐ切り落としてしまいます。(薄々要らない気はしていたんですが、さらにフィットしなくなる気がしてなかなか踏み出せずw)さらに、リュータでヘリクス部全体をほんの少し小さめに軽く、なめらかに削っておくと、付け外しのしやすさがかなり変わってくると思います。 カナル部の長さも少しずれていたのでここで修正。もう一度シリコン型を取り、デブコンETで複製します。狙い通りフィット感は良好!必要であれば、リュータなどで形を再度整えておきます。 これをペーパー掛け、そしてタミヤのラッカーパテをシンナーで薄めたものを筆塗り(乾燥すると肉痩せしやすいパテなので多少厚めでも良いと思います)、表面の凹凸を埋め、再度ペーパー掛け。 そしてサーフェイサーで表面を整えたものです。カナル先端がなめらかになってないのでもう少し削り直すかもしれませんw この後樹脂でコーティングしたいのですが、デブコンETでは硬化時間が長すぎてコーティングは難しそうなので、369樹脂こと光硬化樹脂でやってみようと思います。 ちなみにドライバはRAB-32257をシングルで用いる予定。フルレンジで用いても低域が良く出るということで面白そうです。マルチドライバ機は次回作以降でしょうか。とりあえず今は先のことを考えずコレの完成を急ぎます。 次の記事ではシェルができていると信じて。

September 2, 2015 · 1 分

自作カスタムIEMはじめました

カスタムIEMであるくみたてLabの「KL-サンカ」を購入して以来、その素晴らしさに魅せられ、ユニバーサルイヤホンに一切興味を失ってしまいました。ので、作ります。 遮音性はともかく、ユニバ機とは一線を画す音、そして個人的には、イヤーピースが不要な事が非常に楽。ランニングコストとしてのコンプライイヤーピース代は馬鹿になりませんし、なにより汚れたら拭けば良い。スバラシ。 そんなわけで、自分でも作ってみようと思います。工作好きなので。 教科書はこの3つ。 DO-IT-YOURSELF CUSTOM IEM SPECIAL TECHNICS DO-IT-YOURSELF CUSTOM IEM SPECIAL MANIAX 自作IEMはうとぅー本 - 四畳半から くみたてLabの偉大なる先人達。これを読めばとりあえず形には出来そうです。 さぁ、材料集めです。とりあえず、最初は光硬化樹脂を用いず、デブコンETをくり抜いたものをシェルとする「くりぬき法」で製作してみようと思います。以下今回揃えた材料。 材料、道具 インプレッション(eイヤホンで取ってきました 地方の方は補聴器店に掛け合ってみては) シリコン(造形村の透明シリコン(ちょい高い)が定番ですが、今回Mr.シリコーンでケチりました 光硬化樹脂使わないので)← 今回の失敗 Mr.型取りブロック(レゴブロックなどでも代用可) VANCE VM004 Mr.型取りブロック Mr.シリコーンバリアー(リップクリームで代用できるらしい) VANCE VM008 Mr.シリコーンバリアー トナー各種(樹脂着色) デブコンET(クリスタルレジンなどでも代用できるが、気泡の抜けやすさ、透明度でデブコン) ITW デブコンET 高透明注型用樹脂 300g ET-300 白熱球(デブコンETをじんわり加熱して硬化促進させます) キッチンスケール(シリコンやデブコン等、重さを計って混合します) 水性ウレタンニス(透明クリア 僕は間違えてつや消しクリアを買っちゃいました) 和信ペイント 水性ウレタンニス 透明クリヤー 130ml 油粘土(定番はほいくねんど(安い)) リュータ(安くても1万円弱程度の物を 僕はこれ買いました) プロクソン ミニルーターセット NO.28512-SK ビット(くりぬき法ではドリルなど必要、磨き用にバフも) 防塵マスク(リュータは粉飛びまくります) デザインナイフ 磨きクロス(タミヤのものが3枚入りで便利かと) コンパウンド各種(タミヤのものは3種ありますね 青棒も使えるかも) 紙やすり(400,600,1000,1500,2000あたりの耐水ペーパー タミヤのフィニッシングペーパーがモデラーでは定番ですね) スポンジやすり(3Mかタミヤのものを) エポキシパテ、ラッカーパテ(タミヤ) 低白化接着剤(WAVE) マスキングテープ、スポイト、練り消し、歯ブラシ、シンナー、除光液(なにかと便利) 以下はシェル内部の材料。 ビニールチューブ各種(音導管) BAドライバ(楽天が手軽) 音響ダンパー(同上) ...

August 25, 2015 · 1 分

ヘッドフォン祭2015春に行ってきました(カスタムIEM編)

春だ!暑いけど!!ヘッドフォン祭だ!!!各社の新製品をフラフラ試聴してきましたよ。 さすがヘッドフォン祭、新製品の発表がとても多いです。余談ですがヘッドフォン「さい」って読むんですね。今更。 やたら長くなるのもアレなので何度かに分けて書こうかと。とりあえずカスタムIEMやそのユニバーサルモデルなど。 ==== 試聴は一貫してFiio X5 + iBasso D55。 くみたてLab 自身もサンカを愛用しています「くみたてLab」。 KL-REF 「Reference」の名を冠したくみたてLabの新スタンダード。2DD3BAのハイブリッド。 2基もダイナミックドライバを積む、「KL-REF」。ツインドライヴ。低音マシマシでXBA-Z5のように人を選ぶ感じになるのでは…?と勝手に危惧していましたが、どうやら杞憂に終わりました。 低域スイッチなしモデルは低音豊かどころかむしろタイト。2DDに迫力を求める人は面食らうかもしれません。中高域の鳴り方はカノンに近く、広いです。 次は低域スイッチありモデルでやや低域を増やしてみます。(ちなみにスイッチ無しモデルはスイッチ有りの最も低域の少ない状態に合わせてあるそう)このあたりが僕の好みでした。増えた低域が中高域をほとんど邪魔してこないのは感激です。これがハイブリッドに長く求められていたことだよね、と一人で納得しています。 買うならぜひとも低域スイッチありモデルが良いのでは。本当にくみたてLabのIEMは低域のコントロールが上手いです。低域MAXでも中高域が埋もれず、制動の効いた楽しいサウンド。 製品のケーブルは、今回の祭で使われていたものに変わるそうです。既存ユーザは連絡すれば購入できるとか。 ブースになぜか発表会後即PAW5000があったのには笑いました… うまし君曰く「交換した」とか。 FitEar なんだかもう色々出てきたFitEar。441の衝撃。 Monet 17 萌音17歳。キャラデザインは彩ちゃんより萌音ちゃん派。どうでもいいけど。 単純に言えば、旧萌音から中域を引き上げたモデル。Ayaのような聴きやすさとはまた違うベクトルでアニソンに合わせてきた感があります。 中域を引き上げたといってもAyaに比べまだ控えめではあるように思います。高低域が全体を引っ張っていき、特にアップテンポなアニソンは元気に鳴っていたので欲しくなっちゃいました。全面に鳴らしてくるイメージ。ただしっかり抑えも効いてる。すごいぞ。 ただ、どちらかと言えば万能機では無いようにも思われるのは否めないかなぁ。 僕の2機目のカスタムIEMはおそらく萌音17歳になりそうです。 陶音 –Tone- これまた突然現れた謎のユニバーサル。白いです。詳細非公開。陶音のフォントが萌音と同じだったのにはなにか意味があるんでしょうか。 音ですが、癖も、強い個性もない素直な綺麗な音。陶器っぽい感じが伝わってくる(???) ただどこかパルテールっぽい感じもするんですよね… どうやら現時点での再販予定は無い模様。個人的には好みだったのでちょっと寂しい。 To GO! 335DWSR Ti&18K 今回の変態枠。MH335DWSRのユニバーサルモデルなのです…が、問題はチタンor18金という筐体。実売予定は無し。須山社長曰く、売るとなると100万超えます、とのこと。 筐体の素材で音なんて変わらねぇよ!!インフレいい加減にしろ!!!という皮肉で作ったモデルだとか。 音は当然ですがMH335似でした。重すぎて装着感が残念なのであまり長くは聴けなかったので感想は怪しいですが。 FitEar 441 ぼくはてっきり新作4WayカスタムIEMが出ると思っていたよ、社長ツイートを見るまでは。 まさかのDAP。言ってしまえば外装に細かい修正、ロゴなどの追加を行ったxDuoo X2です。起動時にFitEarロゴが表示されるオマケ付き。 やや雑とも言えますが、ザックリ勢いで鳴らす感じはなかなか楽しいDAPです。 ハイレゾ非対応ですが、「ちょっと前までハイレゾなんて無くても満足してただろ!?CDも悪くないだろ!?」的な意味合いがあるとかないとか。 こちらも実売予定は無し。ヘッドフォン祭でFitEarカスタムIEMを購入した人へプレゼントだそう。正直ほしい。 これら以外にも、須山ジャンク堂ブースはSTAXのアレにシェルくっつけた物があったりDAPがいろいろあったり混沌としてました。 〆 振り返ればあまり多くカスタムIEM聴いてなかった。 JustEarも試聴したかったのですが試聴予約を逃し断念。白衣イケメン松尾氏とお話ができるJustEarブースは至高(?)

May 18, 2015 · 1 分

くみたてLab KL-サンカが届きました

去る2/14のポタ研にてインプレッションを採取し、注文した「KL-サンカ」がこの度無事完成、受け取りと相成りました。やったね。 ひたすら褒めるだけになりますがファーストインプレッションを書いておこうと思います。最高だったし仕方ないね。買った時の高揚、開封時の興奮、初使用時の恍惚は高価なオーディオ機器の一つの醍醐味ですよ。まったく。 注文から到着までほぼ2ヶ月。Googleドライブで作業スケジュールが共有されているため、気楽に待つことができるのもいいですね。「あれスケジュールより遅れてる…」なことも時折でしたが、しっかり間に合わせてくださいました。メールの対応も迅速丁寧です。最速で5分でメールが返ってきたときはさすがに驚きました。 梱包は小さな立方体の箱。中には納品書と、小柄な銀色のケースに収められたKL-サンカ。ケースを開くときには手が震えました… さらにケースが固めのせいで開かないこと開かないこと。 中には螺鈿のフェイスプレートを擁したカスタムIEM。2Way3ドライバーのKL-サンカです。これがもうホントどうしようもなく綺麗です。是非ともヘッドフォン祭などのオーディオイベントで実物を見て頂きたいです。思わず変な笑いが込み上げるほど。ンフッ。 シェルの気泡はまったく無いと言ってよいかと。先端部分と上部の出っ張り(ヘリクスロックでしたっけ?)には樹脂が充填されていますが、透明感は一切損なわれていません。中のBAドライバの型番が読めます。ED29689大好き。 フィット感も全く問題なし。口を大きく開け閉めしてもずれません。力を抜いてやや口を開いてインプレッションを取ったのも功を奏したのかもしれません。(口を開けると耳穴が広がるのできつめのカスタムIEMが出来るハズ) カスタムIEMの一つの特徴である遮音性ですが、がっちりフィットしていることもあり、これがまた凄い。電車内の喧噪はシャットアウトされ、隣を走る車はステルス機と化します。歩道の狭い場所など、使用には時と場所を考えるべきですね。自転車なんてもってのほか。 ケースはなかなか格好いいですが、やや開け閉めが固くしにくいことと、凄まじくキズが付きやすいことに注意。定番のFitearのハードケースを買い足すのが良さそう。 一つだけ勝手が悪いのは、ケーブルの分岐点が一般的な物より上にあること。アーティストのようにケーブルを首の後ろに回す使い方なら問題ないのですが、一般的な、ケーブルを前に出すやり方ではやや窮屈にも感じます。ケーブルそのものは非常にしなやかで扱いやすく、タッチノイズも拾いにくくGood。手持ちの中ではJVCのHA-FX3Xのケーブルに似たしなやかさ。 そして肝心要の音です。 キレッキレの低域に乗せて駆け上がる中高域。この表現で分かってほしい。僕は低域増しなイヤホンは嫌いです。低域が嫌いな訳でもないですし、もちろん一種の臨場感、楽しさ、迫力を出すために低域は一定以上必要だと思っています。でもそれが中高域をわずかにでも邪魔した途端、低域は(僕にとっては)要らない物と化すわけです。そんなこともあり低域が少ないと叩かれがちなUE900、中高域解像度お化けER-4Sを愛用していたのですが、サンカは違いました。もちろんUE900やER-4Sに比べればサンカの低域の量は圧倒的です。 サンカの低域は中高域を邪魔しません。あくまでも土台。でも裏方ではありません。出方はMH335DWに近いようなイメージがあります。久しく335試聴してないから怪しいけどね。 最近、ノイズ殺し100ΩなER-4Sばかり使っていたせいなのかもしれませんが、無音時の「サーーーー」をサンカは異様に拾います。UE900のアッテネータを噛ませればとりあえず消えますが。まぁ無音時以外は気になるものではありません。ただ、知人のAK100Mk2では感じなかったので、これはX5の弱点か。 レビューとしてはこんなところです。螺鈿が綺麗なので写真を載せたいものの、iPhoneのカメラでは限度があり断念。ちゃんとマクロでしっかり撮れるコンデジが欲しいですね。 自作カスタムIEM雑記帳: 螺鈿のオーダーがえらいことになった件。 と思いきやくみたてシャッチョさんのブログに僕のサンカが作例として紹介されてました。オレンジとブルーのコスモ01。 コレ見てるとまた他のデザインで欲しくなりますね… メタリックプレート格好いい… カスタムIEM購入でイヤホンスパイラルも終わるかと思いきや、ただカスタムIEM沼に変わっただけのようです。さて、次こそFitearだろうか。いや、自作の沼か。

April 30, 2015 · 1 分

安くカスタムIEMを手に入れるための提案

カスタムIEM。アーティストがよく耳に着けてるアレ。イヤホンマニアでなくとも、カスタムIEMに憧れる人は多いのではないかと思います。ただ、手が出ない。 10万超えはザラという中で、諦める人は多いのではないでしょうか。高校生とかね。僕もかつてはそうでした。 ですが、最近は安いメーカーも出てきました。AAWとかね。「自分が安いモデル買うならどれだろう?」という目線でちょっと試聴してきたので、参考にしてもらえれば幸いです。欲しいなら買う、それが趣味だ。 AAW 前述したAAWです。前にも他の記事で触れた気がする。格安カスタムIEmを提供するシンガポールのメーカー。安いですがシェルが綺麗です。難点は納期の長さ。3ヶ月超えるそうです。 ダイナミック1基を積む、A1D。これがeイヤホンで取り扱い当初は3万円を切り、価格破壊を起こした感があります。今は改定されて30900円。インプレッションの相場が5000円ほどなので、4万でお釣りが余裕で来ます。 音は安いダイナミックらしい低音寄り。良くも悪くも「普通」な音で、これが嫌いな人は少なそう。安く済ます選択としてはかなりアリだと思います。 他にも3~4万台には「M10」「A2H」「A2H-V」があります。シングルBAモデルのM10も中々。オススメはカナルワークス「CW-L12」などと同じ、個人的にお気に入りのBAドライバ「Acupass」を擁する「M20」なんですが、これは5万超えちゃいますね… Acupass搭載カスタムとしては安いんですよ? Clear Tune Monitors ここも(直で注文であれば)かなり安いです。昨年末本家サイトからの注文に限り20%offとかやってました。発送先で「Japan」が選べるので買えるはず。 シングルBAの「CT-100」が$300、ドライバが一つ増えるごとに$100上がり、「CT-500」が5ドライバで$700。20%offだととんでもなく安いですね。 CT-100はeイヤホンでは4万円超えてた気もしますが、まぁカスタムIEMでは安い方でしょう。 CT-100を除く他ドライバ機は基本Westoneっぽい音で、モデル間の音の違いが少ないです。CT-100は篭ったように聴こえ、正直イマイチかな。シェルはやや気泡が目立つ。透明度は高いです。 インプレッションを送る、すべて英語などの手間はありますが、代理店を通さず、本家サイトからの注文であればコスパは高いと思います。まぁCTMに限らず、大抵の海外メーカーは直で注文した方が面倒ですが安いです。ブラックフライデーの間とか特に安いので、僕も今年は1964ears辺り狙ってみようかと。 earmo ここが最安な気がします。埼玉県川口市の「ハーモニー補聴器」で買えるカスタムIEM。こればっかりは試聴できていないので、今度伺ってみる予定です。 「Air 1」はダイナミック一発。インプレッション代込で25920円。安いですね。 Shakeシリーズ、Tuneシリーズがありますが、Tuneシリーズが面白く、「Tune4」は「ER-4」を完全再現したモデルらしいです。ED29689シングルですね。音響抵抗も同じだとか。「Tune5」はAcupassです。AAWのM20かカナルワークスのCW-L12とほぼ同じと見て良さそうです。 完成まで2~4週間というのも魅力的ですが、お店に行かなきゃいけないので、関東民以外は辛そうですね… というわけで、とりあえず3、4万円あればカスタムIEMは作れます。最安はearmoのAir 1ですね。 この中で僕が購入するとしたら、「M10」か、「Tune4」でしょうか。どちらもBAドライバシングルですが、コスパは高いと思います。 最近、4~6万円代のカスタムの国内での取扱いが増えてきましたが、(UE4Proも取り扱い始まりましたね)「クオリティが低いから安い」というわけではなく、「ドライバが少ないから安い」というパターンが多く、必ずしも多ドライバ機が良いというわけでもない中、安く好みにあったカスタムIEMを探すことは比較的容易になってきているように思います。例えば、比較的安価なAcupass単体の音が嫌いな人は少ないんじゃないかな? 結局は「自分がいくらイヤホンに出せるか」ですね。4万出せるならユニバーサルのイヤホンなら各メーカーの上位モデルも買えますし。僕はいつも、「オーディオ機器は長持ちするから長期的に見れば安い」と自分に言い聞かせています。自分と財布を騙せ。

March 13, 2015 · 1 分

ER-4Sに手を出しちゃいました。

ER-4Sを安く入手できたので買ってみました。 イヤホン好きなら知らぬ人は居ないだろう超ロングセラー、Etymotic Research「ER-4S」。1991年に発売以来、いまだに売れ続ける変態イヤホンです。初めてバランスド・アーマチュアドライバを採用したイヤホンなんだとか。潔いシングルBAイヤホンです。 昨今のマルチドライバー化が顕著な中、シングルBAは入門機として扱われることが多くなりました。僕個人もシングルBA機であるSE315などは好きになれず、普段はクアッドドライバ機のUE900を愛用する日々。 ER-4S。1000円くらいにしか見えないチープな筐体に3段キノコイヤーピース。奇抜な見た目が気になり、なんとなく試聴してしまいました。一年くらい前のおはなし。 衝撃を受けました。BAは帯域が狭いからシングルドライバでは不利、と言われる中、高域から低域まで異常なまでの解像度を伴って余裕の鳴りを見せてきました。低域の量は少ないですが、質がとても良く、縁の下の力持ちと呼ぶにふさわしい。中高域は滑らかに伸びて、無理をしている感じが全くない。ホントにシングルBAかお前… 凄まじい変態イヤホンっぷりを発揮され、(100Ωってのもまた素晴らしい奇抜さ)本当に驚いたのを覚えています。 見た目に反して(正直1000円に見える)値段は高く、定価33000の実売27000程度。絶妙に躊躇うラインで、しばらく買えずにいました。ちょっと前の価格改定まで安かったんですよね、参る。 ヘッドフォン祭、有能 ヘッドフォン祭のフジヤエービック特価で15800円だったので迷わず買ってきました。やったぜ。価格改定前に近い価格で買えました。やったぜ。1日目買えなくて悪あがきで2日目にも行ったら別在庫だったらしく買えました。やったぜ。なんで10月に買ったものを2月になって記事書いてるんだろうか。つらい。 心配なのは100Ωという高インピーダンス。音量取れるのコレ… 杞憂に終わり、X5が余裕で鳴らしてくれました。対してnano iDSDは辛そう。味付けの少ないiBasso D55がやたらマッチしてました。3000円ジャンクで買ったD55、やたら活躍してます。 ER-4Sといえば三段キノコですが、使うイヤーピースはヘッドフォン祭で先行販売していたコンプライ TSX-100。球形チップに耳垢ガードの付いた高級モデルです。3ペア入りで3000円オーバーってお前… 100番なのでShure系にも使いまわせますね。 ケーブルはやや固く、長いのでポータブルには勝手は悪く、タッチノイズもかなり酷いです。屋内用な感が強いですが、屋外使用でも、代理店が完実なので保証は心配ないですし、断線も怖くない。純正ケーブルが単体で売ってないのは不安ですが。保証が切れたらZEPHONE EE-5あたりのケーブル使うしかないのでしょうか。作るにしてもあのコネクタ売ってるんですかね。 肝心の音なんですが、前述した通り。個人的にはFitearのPrivate 333に似ているように思います。 9割位ポータブルオーディオ IEM BA List こちらの記事を見る限り、ER-4SのドライバであるED29689はPrivate 333のハイドライバにも使われているようですね。試聴して気に入ってたIEMが大抵ED29689を採用していたのには笑いました。Acupassも好きだけどね。それにしてもこの表凄いですね… 眺めながら酒が飲める(?) 実は今回、不調だったUE900の代替を探しにヘッドフォン祭に行き、ER-4Sを購入したのですが、結局タッチノイズ酷くてER-4Sを屋外で使う気にはなれず… UE900もケーブル替えたらノイズが嘘のように消えるしで、よくわからない結末に。(メスコネクタの不調と思い込んでて、頭からリケーブルのアイデアが吹っ飛んでました。コンプライブースの方思い出させてくれてありがとうございます)まぁ名機ER-4が安く買えたので良しとしておきます。 そろそろカスタムIEMが欲しい。 【国内正規品】 Etymotic Research イヤホン ER-4S-B posted with amazlet Etymotic Research 売り上げランキング: 18,442 Amazon.co.jpで詳細を見る

February 5, 2015 · 1 分

しつこいオタクだからANKERの充電器交換してもらった(2回目)

どうも、しつこいオタクです。以前愛用している「ANKER 5ポート急速充電器」をコイル鳴きの酷さに交換してもらい、結局またコイル鳴きしてた、ということがあったのですが、最近また交換してもらいました。なんだか違うのが届いたぞ。 サポートがちょっと変わってた 以前交換してもらった際には、 交換申請→交換品発送→不良品返品用封筒が届く→不良品を返送 だったのですが、今回は、 交換申請→不良品返品用封筒が届く→ANKER側で状態の確認→交換品発送 と手順に変化が。これだと手元に5ポート充電器がない期間が数日間生じてしまうので、非常に不便でした。カスタマーセンターが休みである土日を挟んでしまい、さらなる悲しみを背負ってしまいました。もう一つ買っておくべきかな。うるさいけど便利なんですよこれ。旅行に持って行くとコンセント少ないホテルで捗るよ。 ザクなんかとは装甲もパワーも違うのが来た 箱を開けると…おお!!!!!新型だ!!!!!!カスタマーから連絡来てたから知ってたけどね!!!!!! 上から2ポートが「PowerIQ」による制御に変わった新モデルが届きました。旧モデルはポートごとに出力が違ったため、iPadやモバイルバッテリーなど大容量の充電を行う際には2.0Aポートに、iPhoneやnexus4、X5などは1Aポートに…と繋ぎ替えていたのですが(iPhoneなどでも基本的に2.0Aポートに繋いだ方が早いんですけどね)、PowerIQならばその必要はないらしいです。勝手に調整するそう。2ポートにそれぞれlightningとmicroUSBケーブル繋いだらとっても幸せになれた。リール型ケーブルに変えたらもっと幸せになれそう。 もう全ポートPowerIQにしたらいいのでは?って思ってたらもうありました。「Anker 40W 5ポート USB急速充電器 PowerIQ搭載 」だってさ。合計出力8A、全ポートPowerIQ搭載ってもう変態クラスですね。ゲルググですね。ダメになったら次はコレ買ってみます。さらに6ポートPowerIQのモデルも出てきました。6台同時iPad急速充電可能ってもう馬鹿じゃないの…欲しい… あとはそうですね、コイル鳴きですね。無音かくにん!よかった。

January 25, 2015 · 1 分

UE900はカスタムIEMの夢を見るか

カスタムIEMが欲しい。イヤホン好きならいつかは辿り着くカスタムIEM。アーティストがステージ上で着けてるアレ。なんだか無駄に憧れる。つよそう。 高い 高い。耳の型取ってオーダーメイドになるんだから仕方ないけど。愛用しているUE900のメーカー、Ultimate EarsのカスタムIEMは10万円超えはザラ。最上級UE18Proに至っては18万近い。買えるかそんなの。日本人アーティストに幅広く普及している須山補聴器のFitearも同様。新田恵海さんと同じ須山補聴器のカスタムIEM欲しい。新田恵海さんと同じ須山補聴器のカスタムIEM欲しくない? そんなこと考えてたらeイヤホンがカスタムIEM専門店開いたそうで。いいタイミングだ。 安い 安いのが現れた。シンガポールのメーカー、AAWはeイヤホンで28900円でカスタムIEM「A1D」が作れちゃう。耳の型であるインプレッションの採取代が5千円としても4万円切れてしまう。UE900が39800円なのでそれよりも安い計算だ。なんだそれ… しかし安さには理由がもちろんあるわけで、一般的なカスタムIEMが当然のように複数のバランスド・アーマチュアドライバを詰め込んでいる中、A1Dはシングルダイナミックドライバ。世間一般的なイヤホンと同じ構成ですね。因みにUE900はバランスド・アーマチュア片側4基。片側12基突っ込んだカスタムIEMもあったりします。 バランスド・アーマチュアドライバは補聴器などに使われてるドライバで、ドライバが小さくでき、クリアな音が出せるいいヤツなんですが、周波数帯域が狭いので、高域、中域、低域用、と複数搭載してしまうのが高級イヤホンでは一般的ってわけ。 そんな中ダイナミック一基のカスタムIEMなんて出されても、正直微妙なのではと思わざるを得ませんね…(もちろんダイナミック一基構成の高級イヤホンは存在するわけですが) しかし安いのは非常に魅力です。 試聴してきた eイヤホンに行って聴いてきました。試聴環境はF887にnano iDSD。 A1D、コネクタがmmcxなのですが、既にガタがきてました。mmcxにありがちな接触不良ですね。接点復活剤で拭いてやればとりあえず治るでしょうが、実際買ったとなると精神衛生上悪すぎる。修理となっても海外に送ってとなると時間とお金が掛かっちゃいますし。 で、聴いた感想なんですが、「凄まじく無難」でした。悪いところは特に見つかりませんが、UE900やその他の高額カスタムIEMと比べるとやはり解像度は劣ります。あくまで「モニター」なので、分かりやすい味付けが少ない「無難さ」はいい事なのかもしれませんが。 シェルはなかなかに綺麗でした。 値段も考えると、思ってたより良かったので欲しくなっちゃいましたが、買ったところでUE900を使い続けてしまう予感がしたのでパスしました。隣に置いてあったJHAudioのカスタムIEMもいい音してました。A1Dとはまたレベルの違うカスタムIEMの深淵を覗いた気がする。 安くバランスド・アーマチュアなカスタムIEMが欲しい ならUE900をリモールドという選択肢が。カスタムIEMメーカーに自分のイヤホンを送り、バラして出たドライバを使ってカスタムIEMを作ってもらうことができるそうで。 eイヤホン経由ならRooth、AAWでできますね。Roothで2万程度、AAWで3万弱。 代理店を通さないのであればinEarzが一番安いかもしれません。ざっと計算したら送料など込みでも25000円程度で済みそうです。 〆 調べてみると3万程度でもカスタムIEMが手に入ることは分かったのですが、この手の買物はある程度高いものを買った方が後々後悔せずに済むというのは経験としてあるので、僕みたいに財布にそこまで余裕がない人はカスタムIEMはもう少し様子見するべきかもしれませんね。 というか、UE900に不満もないのにイヤホン増やす必要もないですね。あれ。

September 16, 2014 · 1 分